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こんにちは。にらちびスタッフのいもたんです。
今日はちょっと個人的なお話しになりますが、もしよろしかったらどうぞ、お付き合いください。
「いもたん」には約三十年前…中学生のころからの付き合いが続く「友」がいます。
多感な時期に知りあったので、その話題は夢中になってるミュージシャン、感動した本、学校・親の愚痴… たまには真面目に政治の話なんかしたりして。
そしてもちろん恋の話も…!
まあ、よくぞ話題が尽きないものだとあきれるほどでした。
そんな仲のよい大切な「友」なのでしたが、二人の間には大きな秘密があったのです…
三十数年の付き合いながら、直接おしゃべりしたのは、たったの一回(しかも深夜の電話)、
きっと昭和四十年代生まれの方には、ピンときたかな(笑)
そう!その秘密とは!!
彼女は、『文通友だち』だったのです!(秘密っていうほどでもありませんね)
SNSで気軽に連絡がとれる時代ですが、なぜか二人の間には「手紙」以外の選択肢はありませんでした。
文字が乱れていたり、踊るようだったり。こどもが小さい頃は、何日にもまたがって書き上げたり…と、紙とインクから伝わる息遣いは、なにごとにも代えがたい「友」との大切な時間でした。
三十数年間でやり取りした数は数百通。
←こちらは一部です
しかし、頻繁だったやり取りも、仕事…出産…子育てとステージを進む中で、年一回の年賀状と、数回の手紙…となっていきました。
そんな「友」と、一度だけメールのやり取りをした出来事がありました。
11日で七年目を迎える、「東日本大震災」です。
「友」の自宅は原発からほど近い場所。
お互いアドレスさえ交換していなかったため、数週間後、ご実家に手紙を送ったのです。
ほどなくしてあった返信メール。
その出だしは 『大丈夫だよ、私たちは生きています』とありました。
「友」がどんな経験をしたのか想像に難くありませんでした。
震災当日、自宅庭での車中泊の後、避難所に移ってから帰宅は叶っていないそうです。
言葉を選び、文章を綴る私に、想像を超える経験をした「友」が私に伝えてくれたことは、たったひとつ、『今までみたいに、普通の他愛ない話がしたい』という事でした。
『大切なものを一度にみんな無くしたから、これからは大切なものをひとつひとつ、丁寧に増やしていきたい』そんなことを手紙に綴ってくれた「友」。
今の私にできることは、今までと変わらず、お気に入りの便箋に、どんなことを伝えようかな…と想いを巡らせ、伝えることだと思っています。
最後になりましたが…
3月11日 東日本大震災から七年
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた多くのみなさまが穏やかな日常を取り戻せるよう心から願っております。